数あるマカオの世界遺産の中でもひときわ有名な聖ポール天主堂跡。マカオのガイドブックには必ず載る名所でその存在感には圧倒されます。

手前のイエズス会記念広場と階段は写真撮影をする観光客で常に賑わっています。聖ポール天主堂は1835年の火災で焼け落ちてしまい、今は正面の壁面と階段の一部しか残っていませんが、建設当時は東洋一の壮麗な教会と評されたそうです。

17世紀初頭にイエズス会のポルトガル人を始め、地元の中国人の他、日本でのキリスト教の弾圧から逃れてきた日本人キリシタンもこの教会の建設に携わった、日本ともゆかりのある建築物です。

 

キリスト教の建築物ながら、ファサードの彫り物の中にはザビエルを始めとする聖人像や聖母マリアの他に、漢字の文字や菊や牡丹の花の彫刻も見られます。西洋の教会では見られない珍しい組み合わせです。

火災の後、1990年から復元工事が行われ、この教会跡の地下には、納骨堂と天主教芸術博物館が作られました。展示品は無料で見ることができます。納骨堂には日本人やベトナム人の殉教者の遺骨や、この教会に埋葬された数百年前の聖職者の遺骨なども納められています。

博物館には16世紀から19世紀の教会美術品が展示され、中でも唯一火災から逃れて今でも残る「大天使ミカエルの絵」は貴重で歴史的価値の高いものとして注目を集めています。

 

夜になるとライトアップされるので夜景スポットとしても多くの観光客が訪れています。


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